コロナウィルス騒動顛末記 GO TO キャンペーン考察#5
なぜ「キャンペーンに反対」の人がこんなに多いの? 賛成の人だって、もっといるのでは?
「正論」には「おおやけに言いやすい正論」と「おおやけには言いにくい正論」があります。
賛成の人も「もっと」多いとは思いますが、この問題では「賛成の人はおおやけには声を上げにくい」という問題があるのです。
「地方の高齢者(=弱者)の命を守るために、東京の富裕層に旅行の補助金を適用するな!」というのは「おおやけに言いやすい正義」です。
ところが、「昨日から今日にかけて200件の予約キャンセルが出た。その半分近くが今月の予約だから、もう穴埋めはできない・・・」という、悲惨な状態におかれた旅館の支配人でさえ、テレビの取材では
「大変残念なことではありますが、私どもとしてはお客様の安全安心のために、できることを精一杯やっていきたいと思います」程度のことしか言えません。
もしも「 1週間でルールを変えられて大迷惑です。国に損害賠償を請求したいくらいです。旅館は潰れてもいいのか? きちんとした感染対策をするから、ぜひ東京からも旅行に来て欲しい」などと言ったら、
翌日からは、ネットでストレス発散する“炎上大好きイナゴ”たちからの電話が鳴り止まなくなり、建物や車に「殺人旅館!」「潰れろ!」など落書きされるといった嫌がらせを受けかねません。
つまり「キャンペーンを予定通りやってほしい」と「テレビの前で言える」のは、経済団体の長など、相当の立場の人だけなんです。
このため「ネットでは 9割の人がキャンペーンに反対している」などという実態とはかなりズレた、歪な世論だけが可視化され、政府も妥協策を探らざるをえなくなりました。
各国で起っていることではありますが、これがいわゆる「民主主義の罠」なのでしょう。
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