自粛警察!
「自粛警察」という言葉がTwitterのトレンド上位に入ったのは、4月下旬だった。新型コロナウイルスに伴う政府の非常事態宣言が出ているなか、要請に反する行動をする人たちを注意したり、時には威嚇したりする人たち。その「自粛警察」はコロナ後も社会に根を張ってしまうのか。長く監視社会の問題を追及してきたジャーナリストの斎藤貴男さんに、自粛警察の行く末に何が見えるかを聞いた。
急増した地域防犯団体
――単刀直入に、まずは自粛警察について。どう思っていますか。
「予想していたとおりです。『自粛警察』という言葉をマスメディアの記事で見て、さもありなんと思いました。でも、この程度ですんでよかったとも思いました。もっとすごいことになると思っていたんです。グループを作って襲うとか、休業中の店のガラスを割るとか、パチンコ屋から出てきたのを取り囲むとか。そういうことが、もっとあると思ってました」
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